【 正しいことと良いことの違い 】

 

正しいことと良いことの違いを考えたことありますか。
普通は考えないと思います。「正しいこと=良いこと」と思っている人が殆どでしょう。

でも全然違います。
良いことは、人間社会からの見方。
正しいことは、神の世界からの観方です。

 

 

良いことは、人間の意思の入っているもの


正しいことは、人間の意思の入っていないものです。

 

人間の社会で人間の行為を見るとき、人と人の調和を見ます。
行為が人と人との反目を生まないか生むかが重要になります。
また社会通念として昔から歴史的に作ってきた常識を一つの判断基準とします。

  

一方、神の世界から人間の世界の行為を観るとき、魂と心の精神性の成長を観ます。
神の世界から精神性の成長を生む行為は、人間が作ってきた観念や概念や一切の常識を判断基準とはしません。
何でもありなのです。

嘘も、盗みも、殺人も、戦争も、氣づきから人が成長する過程であれば正しいことです。法律や憲法を順守しているかは問題になりません。

終局的に正しいことは人間には解りません。

本当の私を生きようとか、いまここを生きようとか言われるのは、正しい判断を近道して生きる可能性が強いから勧めるのです。
大我(全体意識)が真我(魂)を通してエゴの無い小我(心)に送った「直観」は神の意思の真理であり、正しいことの近道を示唆している場合が多いのです。

 

しかし例えエゴと繋がって生きても、遠回りしているだけで結局は正しい道の場合が殆どなのです。

人間が言う悪は人間の意思が入っているものですが、その悪を行うことで悪行の経験からカルマを作り因果応報を経験して魂や心が成長すれば、結果として正しいことになります。

 

ですから、悪行を受けた人もそれによって成長すれば、悪行をしてくれた人に感謝なのです。許しが大切な理由の一つです。

正しいこととは、「進化・成長に向けた運動」を言います。